【パリ共同】バイデン米大統領は7日、第2次大戦のノルマンディー上陸作戦で激戦地となったフランス北西部ノルマンディー地方のオック岬で演説し、ナチス・ドイツの重要拠点を攻略した元米兵をたたえながら、自由と民主主義を守り抜く姿勢を示した。ロシアのウクライナ侵攻を阻止する決意を改めて強調した。
英仏海峡を臨む崖の上で演説したバイデン氏は「作戦で戦った米兵らはプーチン大統領による侵略に対して米国が立ち上がることを望んでいるはずだ」と述べた。
砲撃の痕跡がいくつも残ったオック岬では、米軍関係者ら約150人が演説に立ち会い、作戦に参加した元米兵(99)の姿もあった。