【ハノイ共同】ベトナム南部ホーチミンで4日に30代の日本人男性が刺殺された事件で、ベトナム国営メディアは8日、逮捕されたベトナム人のフン・ミン・チュン容疑者が調べに対し、男性と面識がなく、外国人への恨みから犯行に及んだと供述していると報じた。情報筋の話としている。
20代後半のチュン容疑者は前の職場で外国人上司から度重なる叱責を受けて仕事を辞め、恨みを募らせていたと説明しているという。地元捜査当局は供述の信ぴょう性などを慎重に調べる。
在ベトナム日本大使館は7日夜、事件を受けて在留邦人らに、不審者に遭遇した際はその場をすぐに離れるなどの安全確保を呼びかけた。