【上海共同】中国上海―大阪・神戸を結ぶ国際フェリー航路で新造船「鑑真号」が就航し、8日に上海港から大阪港に向けて出航した。同航路は新型コロナウイルスの流行で2020年1月から旅客運航が中断しており、今回も含め当面は貨物のみの輸送。旅客の運航は上海港のターミナル改修が完了する9月に再開する予定だ。
運航会社の日中国際フェリー(大阪市)などによると、鑑真号は全長167メートル、乗客定員が192人で、船名は日本仏教の発展に寄与した唐の高僧・鑑真にちなむ。9月以降の旅客料金の詳細は未定だが、二等室は1人千元(約2万円)程度となる見通し。
同航路は週2回往復で、運航時間は約48時間。