レスリング男子フリースタイルでパリ五輪前最後の実戦となる国際大会(ブダペスト)に出場した日本代表3選手が9日、成田空港に帰国し、57キロ級で2016年リオデジャネイロ五輪銀メダルの樋口黎(ミキハウス)は発熱しながら優勝し「いつもの10、20%のパフォーマンスしかできなかった。もっと圧倒できる」と自信を示した。
65キロ級を制した清岡幸大郎(三恵海運)は世界王者を破るなどし「多くの経験ができ、濃縮された一日だった。パリで自分がどういう闘いをするべきかつかめた」とうなずいた。86キロ級3位の石黒隼士(自衛隊)は「はっきりとゴールが見えている。ポジティブに体力も気持ちも上げていく」と意気込んだ。