【パリ共同】フランスの右派野党、共和党のシオティ党首は11日、国民議会(下院)選で中道のマクロン大統領の与党連合に対抗するため、極右の国民連合(RN)との協力を呼びかけた。RNも歓迎の意を示した。野党第1党のRNと第3党の共和党の協力が進めばマクロン氏陣営にとって打撃だが、共和党内から反発の声が上がっており、先行きは不透明だ。
フランスメディアによると、同国の伝統政党の党首がRNとの選挙協力を支持したのは初めて。シオティ氏は地元テレビのインタビューで「フランスがこれほど右傾化したことはない」と主張、RNとの協力が必要だと訴えた。