【ファサーノ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は14日、G7サミットが開かれたイタリア南部プーリア州ファサーノでローマ教皇フランシスコと会談した。侵攻を続けるロシアに連れ去られた子どもたちの帰還など、平和の実現に向けたバチカンの努力に謝意を伝えた。
ロシアの攻撃でエネルギー不足に苦しむ状況なども説明。ウクライナ提唱の和平案を協議するためスイスで15日から開かれる「世界平和サミット」でバチカンが果たす役割なども話し合った。
ゼレンスキー氏は13日にG7サミットのウクライナ情勢に関する討議に参加。教皇は14日、G7サミットに初めて出席し、AIがもたらす課題について講演した。