【ビュルゲンシュトック(スイス中部)共同】岸田文雄首相は15日午後(日本時間16日未明)、スイスで開かれたウクライナ和平案に関する「世界平和サミット」で演説した。ウクライナでの「公正かつ永続的な平和」実現へ指導力を発揮するよう参加国に呼びかけた。
平和実現に関し「国際社会全体を分断、対立ではなく協調の世界に導いていくために象徴的に重要だ」と指摘。国際法の諸原則に基づく平和でなければならず「力や威圧による一方的な現状変更の試みを正当化するようなものではあってはならない」と訴えた。
生命や生活に直接的影響を与える問題への対応も急務だとして、原子力安全の議論に積極的に貢献すると語った。