【サンパウロ共同】エクアドル外務省は18日、中国人に対するビザ免除措置を一時停止すると発表した。エクアドルは米国に陸路で不法入国を目指す中国人の出発地として知られ、外務省は「中国からの入国者が異常に増加している」と強調した。米国へのルートは、エクアドルを出発してコロンビア、パナマなどを通過し、メキシコから不法入国する。
エクアドルは90日以内の短期滞在の中国人に対しビザ取得を免除している。ロイター通信によると、昨年から今年にかけて約6万6千人の中国人が入国したが、出国記録があるのは約3万4千人しかいない。相当数は不法滞在を続けているか、不法に他国に移動したとみられている。