【ハノイ共同】ロシアのプーチン大統領の訪問を控えたベトナムの首都ハノイでは19日、交通規制が敷かれ、制服姿の公安省当局者らが警戒に当たった。政府はプーチン氏らの「絶対の安全確保」に全力を挙げ、国民に法令順守の徹底を要請。人気観光地周辺の一部道路も通行が制限され、外国人観光客は驚いた様子で遠回りしていた。
シクロ（三輪自転車タクシー）が行き交う沿道にはロシアとベトナムの国旗が掲げられ、歓迎ムードを演出。不動産会社で働く男性は、プーチン氏訪問について「両国の強固な関係の象徴だ。多くの国民が歓迎している」と笑顔で語った。