【ハノイ、ウラジオストク共同】北朝鮮訪問を終えたロシアのプーチン大統領は20日未明、当初の予定より遅れてベトナムの首都ハノイの空港に到着した。専用機を降りたプーチン氏は、出迎えたチャン・ホン・ハー副首相やレ・ホアイ・チュン共産党中央対外委員長らと固く握手。笑顔を見せながら言葉を交わし、友好ムードを演出した。
ロシア国営メディアの映像などによると、プーチン氏は兵士らが両脇に並んだ赤いカーペットの上を進み、専用車の前まで来ると上着を脱いで乗り込んだ。国際刑事裁判所が昨年3月、逮捕状を出したが、加盟していないベトナムでは拘束を恐れる必要はなく、リラックスしたような表情にも見えた。