【ソウル共同】朝鮮半島全域が戦場と化した朝鮮戦争(1950~53年)の勃発から74年となった25日、韓国南東部の大邱で政府主催の記念式典が開かれた。尹錫悦大統領が演説し、北朝鮮とロシアが今月「包括的戦略パートナーシップ条約」に署名したことを「国連安全保障理事会決議に正面から違反する軍事・経済協力強化で、歴史に逆行する時代錯誤の行動だ」と批判した。
尹氏は「平和は言葉だけでは守れず、強い力こそが国を守る」と強調した。日米韓が近く、朝鮮半島周辺の公海上で共同訓練「フリーダムエッジ」を行い北朝鮮の反発が予想される中、「韓米同盟を土台に、各国と共に平和を守っていく」とけん制した。