新生児遺棄、母親を逮捕 警視庁、殺人未遂容疑

　東京都練馬区で6月、アパートのごみ箱に生後間もない男児を遺棄し殺害しようとしたとして、警視庁捜査1課は3日、殺人未遂の疑いで、職業不詳の母親北川望歩容疑者（22）を逮捕した。男児は保護され、命に別条はなかった。「殺意はなかった」と容疑を一部否認している。

　捜査1課によると、北川容疑者はアパート隣のマンション一室で男女3人と同居。「赤ちゃんを捨てた日の朝に風呂場で産んだ。出産したことがばれたくなかった」と供述している。男児は発見時、袋にタオルと一緒に入れられていた。DNA型鑑定などで親子関係を調べるという。