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博多祇園山笠がフィナーレ 土砂降りの疾駆、熱気包む

共同通信 2024年7月15日 11時10分

 福岡伝統の夏祭り「博多祇園山笠」は15日早朝、多彩な装飾を凝らした山車が豪快に街を駆け抜ける「追い山笠」でフィナーレを飾った。土砂降りの中、水法被に締め込み姿の「舁き手」たちが「オイサッ、オイサッ」のかけ声で重さ約1トンの山車を担いだ。勇壮な姿に、夜明けの街は熱気に包まれた。

 追い山笠は博多の町ごとにつくる七つの「流」が「舁き山笠」と呼ばれる山車を担いで約5キロのコースを走る。

 午前4時59分、櫛田神社の境内に「ドン」と大太鼓の音が鳴り響くと、一番山笠の「大黒流」が駆け出し、境内に立てられた旗の周りをぐるりと回る「櫛田入り」を披露。「博多祝い唄」を桟敷席の観客と共に合唱した。

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