愛知の死亡女児、広範囲にあざ 母親「体調不良」と暴行否定か

　愛知県犬山市で5月、小学1年島崎奈桜さん＝当時（7）＝が自宅で暴行を受け死亡し、母親（33）と内縁関係の男（32）が逮捕された事件で、奈桜さんの体の広範囲にあざがあったことが19日、捜査関係者への取材で分かった。119番した母親は当初「体調不良だと思った」と暴行を否定する説明をし、男の関与がなかったかのように装った疑いがある。

　県警は同日、傷害致死容疑で男を、保護責任者遺棄致死容疑で母親を送検した。

　奈桜さんは母親の島崎みなみ容疑者と倉田凱容疑者の3人暮らし。5月24日夜～25日朝に暴行を受けた。26日午前の搬送時には意識不明に。岐阜市の病院で敗血症性ショックで死亡した。