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バイデン氏、大統領選撤退 高齢不安、後継にハリス氏支持

共同通信 2024年7月22日 5時43分

 【ワシントン共同】11月の米大統領選で再選を目指した民主党のジョー・バイデン大統領(81)が21日、撤退を表明した。6月の討論会で高齢による心身の衰えへの懸念が再燃し、民主党内で交代を求める圧力が強まっていた。来年1月まで残る任期の職務に専念するとし、共和党候補ドナルド・トランプ前大統領(78)に対抗する後継の民主党候補としてカマラ・ハリス副大統領(59)を支持した。

 再選を狙った現職大統領が撤退に追い込まれるのは、ベトナム戦争の反対運動に直面した1968年のジョンソン大統領以来56年ぶり。二大政党の候補選びが事実上終わった段階の撤退は極めて異例だ。

 民主党は党候補を正式指名する党大会を8月に控えており、新たな候補の擁立が急務となる。ハリス氏は、バイデン氏からの支持を「光栄だ」とし「党候補指名を勝ち取る」と決意を示した。

 トランプ氏はCNNテレビに対し「米国史上、最悪の大統領だ」とバイデン氏を批判した。

 バイデン氏は今週、国民に詳しく説明する考えを示した。

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