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保守車脱線、新幹線ストップ 22日中の再開見通し立たず

共同通信 2024年7月22日 11時3分

 22日午前3時40分ごろ、愛知県蒲郡市の東海道新幹線豊橋―三河安城間の上りで保守用車同士が衝突し、脱線した。東海道新幹線は一部の列車を除き始発から運転を見合わせた。JR東海によると、復旧作業は22日夕までかかる見通しで、同日中の再開の見通しは立っていない。

 午前10時現在、東京―浜松間、名古屋―新大阪間で一部列車が運行を再開したが、名古屋―浜松間の上下線で運転見合わせが続いている。山陽新幹線を含めダイヤは大幅に乱れ、名古屋駅などは足止めされた乗客らで混雑した。

 本格的な夏休みシーズンを迎えた中でトラブルが起き、観光地に繰り出す家族連れらが巻き込まれる形となった。

 JR東海によると、作業員1人が額に負傷した。詳しい状況を調べている。蒲郡市神ノ郷町の現場では作業員30人以上が、ロープなどを使って脱線車両を線路に戻すような作業をしていた。

 JR西日本によると、山陽新幹線にも運休や遅れなどの影響が出ている。

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