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山形や秋田で記録的大雨、氾濫も 線状降水帯が発生、特別警報

共同通信 2024年7月25日 20時40分

 梅雨前線に向かって流れ込む湿った空気の影響で、山形県や秋田県では24日から25日にかけて、記録的な大雨となり、河川の氾濫や土砂崩れの被害が出た。山形県では線状降水帯が発生し、気象庁は25日午後1時5分に酒田市と遊佐町に大雨特別警報を発表、午後8時10分に警報に切り替えた。26日も東北から西日本にかけて、大気の状態が非常に不安定になる所があり、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に厳重な警戒が必要だ。

 気象庁は記者会見で、切り替え後も自治体の避難情報に従い、安全を確保するよう求めた。東北の日本海側では30日ごろまで雨が降りやすい状況が続く。いったん雨が収まっても再び強まって災害の危険度が高まる恐れがある。

 気象庁によると、酒田市や遊佐町付近ではレーダーによる解析で、25日午前9時ごろまでの1時間に100ミリ以上の雨が降った。

 秋田県由利本荘市では25日、石沢川や子吉川が氾濫し、住宅が浸水。同県湯沢市では土砂災害に巻き込まれた1人が行方不明になった。

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