【リオデジャネイロ共同】米連邦準備制度理事会(FRB)は30、31両日、金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。パウエル議長は物価や雇用の動向を慎重に見極める考えを示しており、市場では政策金利を維持するとの見方が強い。会合後の記者会見で、利下げの時期や回数にどのように言及するかが焦点となる。
FRBは6月に公表した経済見通しで、年内に1回の利下げを見込んだ。市場では9月に金利を引き下げるとの見方が優勢で、年内複数回の利下げを期待する声もある。
パウエル氏は15日の講演では物価上昇率2%への持続的な低下に「いくらか確信が高まった」との見解を示している。