25日の外国為替市場の円相場は対ドルで急騰し、一時1ドル=151円台後半を付けた。約2カ月半ぶりの円高ドル安水準。日銀の追加利上げの可能性が意識され、東京市場で152円台前半まで上昇した後、海外市場でさらに円高が進んだ。
東京市場の午後5時現在は前日比2円40銭円高ドル安の1ドル=152円18~21銭。ユーロは2円30銭円高ユーロ安の1ユーロ=165円12~16銭。
来週に日銀が開く金融政策決定会合で追加の利上げに踏み切るとの観測が伝わり、日米の金利差縮小を見通した円買いドル売りが進んだ。1ドル=161円台後半で推移していた2週間前に比べ、一時10円程度の円高水準となった。