小林製薬の紅こうじサプリメント問題で、23日付で会長を引責辞任し特別顧問に就任した創業家出身の小林一雅氏(84)に、小林製薬が報酬として月額200万円を支払うことが25日、分かった。通常の顧問報酬の4倍に当たる。会社側は「再建に向けて、知見と経験を活用することが有用」と判断したと説明している。
一雅氏の任期は3年間。社内規定によると、通常の顧問は2年で報酬は月額50万円。
8月8日付で辞任し、代表権のない取締役となる小林章浩社長(53)は今年1~6月の月額報酬50%、専務から社長に就く山根聡氏(64)は同期間の月額報酬40%をそれぞれ自主返上する。