【ワシントン共同】米商務省が25日発表した4~6月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、年率換算で前期比2.8%増だった。伸び率は3四半期ぶりに拡大し、米経済の堅調さを示した。金融市場が事前に予想した2.0%程度の増加を上回った。GDPの7割程度を占める個人消費や政府支出が拡大した。
米連邦準備制度理事会(FRB)は根強い物価高に対応するため、高金利政策を続けている。30日から2日間の日程で開く連邦公開市場委員会(FOMC)では主要政策金利を維持し、9月に利下げを決めるとの見方が多い。