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若者文化、個性や表現重視 新競技のブレイキン

共同通信 2024年7月26日 21時39分

 五輪で初実施されるブレイキンは、勝敗よりも個性や自己表現に重きを置く独特の文化を持つ。スケートボードなど他の都市型スポーツと同じく若者に人気があり、旗手の大役に起用された男子の半井重幸(ダンサー名・SHIGEKIX)は「ブレイキンの魅力、夢中になって何かに全力で挑むことの素晴らしさを伝えたい」と競技を背負って臨む覚悟だ。

 1970年代に米ニューヨークのストリートで、ギャングの抗争を踊りの対決で解決したのが始まりとされる。音楽やファッションと融合しながら、3対3のグループバトルなどさまざまな形で発展。五輪は1対1で争われる。審判員が技術や音楽性、独創性などで評価して勝敗を決める。

 日本は男女とも金メダルを狙える布陣。女子で2019、22年の世界選手権優勝の湯浅亜実(AMI)は「自分全開。全力で楽しみたい」と、持ち味の流れるようなムーブで勝負する。独創性が武器の福島あゆみ(AYUMI)は21年の世界女王で、男子の半井は22年世界選手権で準優勝、23年は3位に入った。

 8月9日に女子、10日に男子が実施される。

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