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盛り上がる花の都パリ、警戒も 「世界の人と交流したい」

共同通信 2024年7月26日 21時38分

 【パリ共同】26日(日本時間27日)の五輪開幕に合わせ、花の都には各地から続々とファンが集まり、盛り上がりを見せる。昨今の円安と物価高からか、日本人の姿は多くないが、「世界の人々と交流したい」とボランティアとして現地入りした人も。一方、テロが危惧される中で実際に鉄道網を狙った攻撃が起き、強い警戒感に包まれたスポーツの祭典となる。

 テニス会場のローランギャロスでは、ボランティアの橋本雅子さん(66)=愛知県一宮市=が地元スタッフらと準備を進めていた。東京大会では選手を乗せるカートドライバーとして参加。その経験が「本当に楽しくて、絶対またやりたい」と猛勉強した英語を駆使し、パリ大会でも採用された。

 パリ市内は歓迎ムードであふれるが、開会式があるトロカデロ庭園周辺は銃を持った警察官らが警戒し、物々しい雰囲気。

 日本人の30代女性は、高速列車網への破壊行為によるダイヤ乱れに巻き込まれた。「空港に警察官がたくさんいて安心できると思っていた。試合を見られればいいけど」と困惑した様子だった。

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