電力10社と都市ガス4社が30日発表した8月使用分(9月請求)の家庭向け電気・ガス料金は、全社で前月に比べ値下がりした。政府がいったん終了した価格抑制を目的とした補助金を8月使用分から復活させることで大幅な負担減となる。
各電力の標準家庭向け料金で前月に比べ下落幅が最も大きいのは中部の1063円(電気料金7550円)。最小は北海道の899円(同8624円)だった。ガスの標準家庭向けは東京ガスが552円、大阪ガスが551円、東邦ガスが533円、西部ガスが423円それぞれ下がる。
火力発電の燃料や都市ガスの原料となる液化天然ガス(LNG)の輸入価格の下落も反映した。