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「偶発的な死」と徳洲会が報告書 兵庫の70代患者、弁護団は批判

共同通信 2024年7月31日 18時4分

 神戸徳洲会病院(神戸市垂水区)で患者の死亡が相次いだ問題で、このうちカテーテル治療後に死亡した兵庫県明石市の70代男性について病院側が「偶発的に起きた心破裂」が死因だとする院内調査報告書を被害弁護団に示したことが31日分かった。弁護団は記者会見で「不十分な点や疑問点が多い」とし、第三者機関のさらなる調査を求めた。

 弁護団が3月に受け取った報告書には、心破裂は心筋梗塞の合併症として「手技の間に偶発的に起きた」と記載。医師の過失に関する指摘はなかったという。弁護団は「死亡経緯の詳しい説明がない」と批判。カルテの記載不備などの原因分析も不十分だと指摘した。

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