1日午前の東京外国為替市場の円相場は対ドルで上昇し、一時1ドル=148円台後半を付けた。3月以来、約4カ月ぶりの円高水準。日米の金融政策の方向性の違いが意識され、円買いドル売りが進んだ。
午前11時現在は前日比1円73銭円高ドル安の1ドル=149円17~19銭。ユーロは1円72銭円高ユーロ安の1ユーロ=161円51~54銭。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が7月31日の記者会見で、9月の利下げ実施を示唆。一方、日銀の植田和男総裁は今後の追加利上げの可能性を否定しなかったため、金融政策の正常化を進めていくとの見方が広がった。日米の金利差縮小の思惑から円が買われた。