経済広報センターは1日、優れた広報活動を展開した企業に贈る「企業広報大賞」にKDDIを選んだと発表した。1月の能登半島地震後、被災地の顧客を中心に必要な情報を先読みし、積極的に報道機関向けの発表や、SNSでの発信を行ったことを評価した。
「企業広報経営者賞」には、半導体材料大手のレゾナック・ホールディングスの高橋秀仁社長と、味の素の藤江太郎社長を選出した。
高橋氏は、日本の半導体産業の重要性を広く発信し、社名の浸透のほか会社の理念や事業の理解増進を実現した。藤江氏は消費者やマスコミなどに対し、前例にとらわれない手法による積極的で丁寧な対話を進め、企業価値の向上に取り組んだ。