日本の探査機はやぶさ2が2026年に探査予定の小惑星「2001CC21」が、細長い形状であることが分かったとの分析成果を京都大の有松亘特定助教らの研究グループが2日、発表した。恒星が別の天体に隠される「恒星食」をアマチュア天文家が確認し、新たな解析技術を用いて高精度で形状を推定。探査成功に貢献するデータが得られたとしている。
はやぶさ2は20年に地球帰還後、別の天体を目指して新たな旅を続けている。2001CC21は直径約500メートルで、はやぶさ2は超高速ですれ違いざまに表面の様子を調べる。短時間で正確に近づくため、事前に形状を把握する必要があった。