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共謀の19歳女、殺人罪で起訴 旭川の高校生転落、氏名公表

共同通信 2024年8月2日 18時32分

 北海道旭川市で4月、女子高校生=当時(17)=がつり橋から石狩川に転落させられ殺害された事件で、旭川地検は2日、無職内田梨瑚被告(21)=殺人罪などで起訴、同市=と共謀したとして、殺人などの罪で無職の女(19)を起訴した。改正少年法で起訴後の実名報道が可能な「特定少年」に当たり、氏名を公表した。裁判員裁判で審理される見通し。

 地検は氏名を公表した理由を「法の趣旨と事案の重大さ、社会的な関心の高さを鑑みて判断した」としている。

 起訴状によると、4月18日夜から19日未明にかけ、内田被告が写った画像データを無断で使用した留萌市の高校生を車に乗せて監禁したほか、極度に畏怖する高校生を橋の欄干に座らせ「落ちろ」「死ねや」などと言って転落させ、窒息死させたとしている。

 地検は7月3日、殺人容疑などで19歳の女を家裁送致。旭川家裁は同26日、「犯行は執拗かつ卑劣なもので、極めて悪質。刑事処分が相当だ」として検察官送致(逆送)した。

 高校生の遺体は5月下旬、つり橋から約60キロ下流で発見された。

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