華麗な武者灯籠が勇壮に市中を練り歩く「青森ねぶた祭」が2日、青森市で始まった。笛、太鼓のおはやしと「ラッセラー」のかけ声が響き渡り、北国の夏は活気に満ちた。開催は7日まで。
午後7時、多くの観客に見守られ、ねぶたはゆっくり歩みを進めた。今年は大型が22台。引き手が力いっぱい回転させて沿道の観客を見下ろすように迫ると、大きな拍手と歓声が起こった。浴衣姿の踊り手「ハネト」は力強く跳びはねて祭りを盛り上げた。
今年はスムーズな運行にするため、1カ所から順に出発する伝統的な方式に代わって、大型ねぶたの出発地点を2カ所に増やした。