【ハノイ共同】ベトナム共産党は3日、臨時の中央委員会総会を開き、最高指導者の党書記長にトー・ラム国家主席(67)を選んだと記者会見で発表した。前任のグエン・フー・チョン氏が7月19日に死去していた。ラム氏は党幹部や企業トップらの情報を集めて汚職摘発を担う公安省トップとして、チョン氏が進めた反汚職運動を支えたことが評価されたもようだ。
ラム氏は7月下旬のチョン氏を追悼する式典で、チョン氏が党の腐敗と闘い政治制度の修正に取り組んだとして、路線継承を強調した。外交政策も当面、大きな変化はないとみられる。