パリ五輪の体操で3日、日本にゆかりのある24歳のユーロが、2019年世界選手権に続いて得意種目の床運動で頂点に立った。高難度の跳躍を次々と決め、全競技通じてフィリピン男子初の金メダル。「米国や英国と違って小さな国。だから金メダルは本当に大きなこと」と歓喜した。
16年に来日して22年には帝京大に入学。日本オリンピック委員会(JOC)の支援も受けて技術を磨いてきた。昨年5月に母国に戻り、目指してきた2度目の五輪。徳洲会でチームメートだった今大会2冠の岡らと健闘を誓い合い「メダルを取りたい」との決意を結実させた。(共同)