高さ20メートルを超える巨大な人形灯籠が夏の夜空を突く「五所川原立佞武多」が4日、青森県五所川原市で開幕し、沿道は熱気に包まれた。8日まで。
午後7時過ぎ、高さ23メートル、重さ19トンの大型ねぷた3台を含む計17台が動き始めた。踊り手たちの「ヤッテマレ(やってしまえ)」のかけ声が響く中、観客は迫力満点の灯籠を見上げ、歓声を上げた。
大型ねぷたには毎年新作が1台登場。今年は閻魔大王が裁きを下す姿を表現した山車が勇壮な姿を見せた。
福島県いわき市から来た吉田莉沙さん(30)は「迫力に魅了されて2年連続で見に来た。新作の色使いがとてもきれい」と笑顔で話した。