【パリ共同】柔道の混合団体で、同点からの代表戦に出場する選手を決める際に用いられたスロットマシン風の演出が注目を集めた。国際柔道連盟(IJF)関係者によると、採用されたのは数年前で、緊迫した雰囲気の盛り上げに一役買っている。
代表戦は男女各三つの階級区分から無作為に選ばれた階級の選手が出場する。日本とフランスが争った決勝では、暗くなった会場の天井中央に設置された大型ビジョンにスロットが映し出された。男子90キロ超級でストップすると、出場するフランスの英雄リネールの活躍を期待して場内は興奮のるつぼと化した。