【北京共同】北朝鮮メディアは5日、金正恩朝鮮労働党総書記が4日に軍の式典で演説し、米国との対話も選択肢としながらも、対決に備えるのが「結論だ」と表明したと伝えた。核戦力強化を徹底する考えも改めて示した。平壌で「新型戦術弾道ミサイル」を搭載する移動式発射台250両を軍部隊に引き渡す式典が開かれ、演説した。
11月の米大統領選の行方を見据え、対話に余地を残しながらも核・ミサイル開発で譲歩しない姿勢を鮮明にした形だ。金氏は、7月下旬に起きた北部の洪水被害にも触れ「国防力の強化をどのような環境の中でも進める」と強調した。