【パリ共同】パリ五輪の柔道男子66キロ級で2連覇を果たした阿部一二三が5日、パリ市内で取材に応じ、交流サイト(SNS)を通じた選手への誹謗中傷問題について「心が痛み、今後なくなってほしい」と言及した。競技自体に関心を持たれることには「それだけたくさんの人が柔道を見てくれたという、いい意味にも捉えられる。それはうれしく思う」との見解を述べた。
柔道では女子52キロ級で妹の阿部詩が2連覇を逃した後に号泣した振る舞いに非難が殺到。自身のSNSで謝罪する事態となった。
不可解な判定で敗れた男子60キロ級の永山竜樹を巡っては対戦相手が標的になった。