中古品の買い取り販売大手のブックオフグループホールディングスは6日、国内の24店舗で、従業員が架空の買い取りによる着服など不正をしていたと発表した。売り上げの偽装なども判明し、在庫を不適切に計上した額は少なくとも計7千万円に上り、さらに増える可能性もある。外部の専門家による調査委員会の調べで分かった。
調査委員会によると、実態がないのにシステム上で買い取りがあったように偽装したり、買い取りした単価や点数を水増ししたりして、現金を着服した不正があったという。
ブックオフは6月、複数店舗で不正の疑いがあるため、7月に予定していた24年5月期決算の公表を延期すると発表していた。