米実業家イーロン・マスク氏が率いるX(旧ツイッター)は6日、複数の企業が足並みをそろえてXへの広告出稿を止めたボイコットが反トラスト法(独占禁止法)違反に当たるとして、業界団体の世界広告主連盟(WFA)などを南部テキサス州の連邦地方裁判所に提訴した。米メディアが伝えた。WFAには、トヨタ自動車など日本の大手企業も加盟する。
リンダ・ヤッカリーノCEOは声明で、集団ボイコットで数十億ドル(数千億円)の損害を被ったとしている。WFAのほか、英食品・家庭用品大手ユニリーバ、デンマークの洋上風力大手オーステッドなどを提訴した。
マスク氏は「これは戦争だ」とXに投稿した。(共同)