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性別論議の台湾選手が決勝へ ボクシング、「銀」以上確定

共同通信 2024年8月8日 8時0分

 【パリ共同】パリ五輪ボクシング女子で性別を巡る論議の渦中にある57キロ級の台湾の林郁テイ(28)は7日、準決勝で圧勝し決勝進出を決めた。銀メダル以上が確定した。

 台湾メディアなどによると、敗れたトルコのエスラ・ユルドゥズカフラマン(27)は試合後、両手の人さし指でXをつくった。女性の性染色体を表したとされる。抗議との見方もあるがコメントはせず、真意は不明。

 林は、同じく論議の対象となっている66キロ級のアルジェリアのイマネ・ヘリフ(25)と同様、国際ボクシング協会(IBA)主催の昨年の世界選手権で性別適格検査が不合格だったが、国際オリンピック委員会(IOC)は今大会への出場を認めた。7日の試合中は観客席から「加油(頑張れ)」コールが湧いた。

 論議を巡り、台湾側はIBAが誤った情報を発信し続けているとして、法的措置も辞さないと警告を発している。

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