【ワシントン共同】米ABCテレビは8日、大統領選の民主党候補ハリス副大統領(59)と共和党候補トランプ前大統領(78)の討論会を9月10日に開催すると発表した。両氏が出席すると合意したとしている。6月下旬の討論会で振るわず撤退したバイデン大統領(81)に代わって出馬したハリス氏とトランプ氏の初の直接対決となる。
トランプ氏は当初、バイデン氏撤退前に決まっていたABC主催の討論会は中止されたとの見方を示していたが、一転して参加を決めた。ハリス氏から「言いたいことがあれば面と向かって言えば良い」と挑発され、応じたとみられる。
これに先立ち、トランプ氏は南部フロリダ州の私邸マールアラーゴで記者会見を開き「ハリス氏はインタビューに応じたことがない。ひどいディベーター(討論者)だ。不快だ」と批判し、自身の実績を示すため「討論することが重要だ」と強調した。
ABC主催分を含め9月に計3回討論会を開くことで各テレビ局と合意したとも述べたが、FOXニュースが4日、NBCテレビが25日に主催するとした討論会にハリス氏が同意したのかどうかは不明。