【ニューヨーク共同】8日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は大幅反発し、前日比683.04ドル高の3万9446.49ドルで取引を終えた。朝方発表された米雇用関連指標が労働市場の堅調さを示したことで、米景気後退への過度な警戒感が和らぎ買い注文が膨らんだ。前日終値からの上げ幅は一時740ドルを超えた。
朝方発表された米週間失業保険申請件数は23万3千件と市場予想の24万件を下回った。前週末に発表となった7月の米雇用統計が振るわず、米経済の先行き懸念がくすぶる中、労働市場の底堅さが示されたことで投資家の間に安心感が広がった。