超党派の日中友好議員連盟(会長・自民党の二階俊博元幹事長)は、8月下旬に中国を訪問する方向で調整に入った。習近平国家主席を含む中国最高指導部との会談を模索している。議員外交を通じ、日中間に山積する課題解決に向けて政府間対話を後押しする狙いがある。複数の関係者が9日、明らかにした。
関係者によると、議連は7月に在日本中国大使館を通じて訪問日程案を伝え、中国側が今月に入り、受け入れると回答した。二階氏や、議連事務局長を務める自民の小渕優子選対委員長らが参加する見通しだ。内外の情勢を見極めた上で訪問の可否を最終判断する。