2014年に米中西部ミズーリ州ファーガソンで白人警察官が丸腰だった黒人マイケル・ブラウンさん=当時(18)=を射殺した事件から9日で10年がたった。警察による過剰な暴力は国民に衝撃を与え、激しい抗議デモが続いた。同様の事件はやまず、11月の大統領選で争点になる銃規制への関心も高まる。
簡素なアパートが並ぶ住宅街の路上に「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大事だ)」と記されていた。5日、ぬいぐるみや花が並ぶ事件現場には、追悼に訪れる人々が絶えなかった。
高校を卒業したばかりだったブラウンさん。遺体は約4時間半も放置された。(ファーガソン共同)