【ワシントン共同】米大統領選の共和党候補、トランプ前大統領と、トランプ氏への支持を表明しているEV大手テスラのイーロン・マスクCEOが12日、対談した。対談の模様はXで公開。米国内外の政財界でともに注目度の高い両氏の議論に関心が集まる中、Xに技術的な問題が発生し、開始時間が遅れた。
気候変動対策に後ろ向きなトランプ氏はEV推進に反対していたが、最近は姿勢を軟化させた。ただ、バイデン政権のEV普及策を念頭に「誰もがEVを持つべきだというわけではない」と指摘した。
バイデン政権は補助金や税優遇によりEV普及を目指している。トランプ氏はかつて、大統領に返り咲けばEV普及策を終わらせると主張していたが、今月3日の集会では「EVに賛成だ。マスク氏が私を強く支持したので、選択の余地はない」と容認姿勢を示している。
対談開始は米東部時間午後8時の予定だったが、約40分遅れた。マスク氏は自身のXで「(大量のデータを送り付けてシステム障害を起こす)DDoS攻撃を受けた」と説明した。