成田空港で米アトラス航空の貨物機が機体の不具合で引き返し緊急着陸した13日のトラブルについて、国土交通省が航空事故に認定したことが14日、同省への取材で分かった。運輸安全委員会は航空事故調査官2人を指名。14日にも現地で調査を始める見通し。
国交省によると、到着後の点検で左主脚のタイヤの破損や、胴体下部にへこみや亀裂が確認された。貨物機は成田発ロサンゼルス行きで、12日午後9時39分の離陸直後、油圧系統の不具合や機内の気圧低下を示す計器表示があったため、緊急事態を宣言。13日午前1時12分に成田に引き返し着陸した。A滑走路が約7時間閉鎖された。乗員7人にけがはなかった。