【シンガポール共同】東南アジア主要6カ国の2024年4~6月期の実質国内総生産(GDP)成長率が19日、出そろった。輸出や個人消費が貢献し、各国ともプラス成長を確保した。2カ国は前期(1~3月期)よりも成長率が縮小した。
域内最大国インドネシアは前年同期比5.05%増となった。輸出やGDPの5割超を占める個人消費に支えられ、3四半期連続で5%台を維持したが、政府支出の縮小で前期に比べ低い伸びにとどまった。スリ・ムルヤニ財務相は「持続的成長を確保する」ため、景気刺激策を導入する考えを明らかにした。
自動車産業が集積するタイは、製造業の回復や輸出が寄与、2.3%増加した。