【シカゴ共同】米民主党の党大会が19日夕(日本時間20日朝)、中西部イリノイ州シカゴで4日間の日程で始まる。米史上初の女性大統領を目指す党候補ハリス副大統領(59)の勝利に向けて団結を訴え、共和党候補のトランプ前大統領(78)打倒を誓う。最大の見どころは最終日22日のハリス氏の指名受諾演説で、バイデン大統領(81)の撤退で生まれた勢いを拡大できるかが焦点だ。
民主党は18日、大会テーマを「国民のため、未来のため」にすると発表した。トランプ氏が大統領に返り咲けば、米国は過去に逆戻りするとのメッセージを込めた。
党大会では、基本的な政策方針をまとめた綱領を採択する。19日にバイデン氏が演説し、米国の行方を左右する選挙だと訴えてハリス氏の下に結集するよう呼びかける見通しだ。20日には各州などの代議員による形式的な投票を実施し、ハリス氏支持を再確認。副大統領候補ウォルズ・ミネソタ州知事(60)は21日に指名受諾演説に臨む。
オバマ元大統領やクリントン夫妻など、民主党の大物政治家も連日登壇する。