【シカゴ共同】米ABCテレビは21日、大統領選に無所属で出馬している弁護士ロバート・ケネディ・ジュニア氏(70)が週内に撤退する計画だと報じた。関係者はケネディ氏が共和党候補のトランプ前大統領(78)の支持を表明する見通しと話したが、本人は「確認も否定もしない」とABCの取材に述べた。
撤退計画は最終決定ではなく、変更もあり得るという。ケネディ陣営は23日に西部アリゾナ州で今後の計画について演説すると発表した。
ケネディ氏は、トランプ氏と民主党のバイデン大統領(81)の高齢対決を望まない有権者の受け皿として一定の存在感を示してきたが、民主党候補がハリス副大統領(59)に代わり、支持率が低下していた。
トランプ氏は、ケネディ氏が撤退して自身を支持すれば、トランプ政権発足時にケネディ氏を要職で起用することを検討すると述べており、ケネディ氏は政権のポストを狙っている可能性もある。