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兵庫百条委、県職員への尋問開始 知事パワハラ疑惑、非公開で証言

共同通信 2024年8月23日 12時50分

 斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会の百条委員会は23日、斎藤氏の「パワハラ」に関する県職員への証人尋問を初めて実施した。経緯を知る立場などにある職員6人に証言を求め、実態がどこまで解明できるかが焦点。不利益を被らないよう非公開で行い、夕方の終了後に委員長らが内容の一部を説明する。

 全職員アンケートの中間結果も公表し、パワハラを見聞きしたとする職員の割合が38.3%となった。百条委は今後の尋問やアンケートの内容を基に真偽を総合的に判断。告発文書に記載された疑惑7項目の尋問を終えた後、年内に報告書をまとめる方針だ。

 斎藤氏は取材に応じ、パワハラ疑惑に関し「業務上必要な範囲でいろいろと指摘し、ときには厳しくさせてもらう。その認識に変わりない」と強調。「これからも県政の推進をしっかりやっていく」と述べた。

 文書は元県幹部の男性が作成し関係者に配布したもの。職員へのパワハラは気に入らないことがあれば机をたたいて激怒し、出張先で公用車を降り20m歩かされただけで怒鳴り散らしたと記述している。

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