日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事は27日、疑惑告発文書問題で批判を浴びる斎藤元彦兵庫県知事に対し、県議会調査特別委員会（百条委員会）での答弁次第で、維新として不信任決議案を提出する可能性を示唆した。県議団の判断を尊重するとした上で、提出は「当然あり得る」と府庁で記者団に述べた。疑惑を巡るこれまでの斎藤氏の説明が不十分との認識も示した。
維新は2021年の知事選で斎藤氏を推薦。疑惑解明を優先する立場だった。吉村氏は「そこは変わらない」と強調しつつ、党内外で斎藤氏への批判が高まる状況を踏まえて軌道修正した形だ。